2023年にワールドシャウラリミテッドが発売されました!
すでに入手されている方もまだ届いていない方も早く使ってみたいですよね。
注文していた2702R-3が9か月の空白の期間を経て手元に届きましたので紹介したいと思います。
- ワールドシャウラが気になる方
- 購入するか迷っている方
- 用途が気になる方
それでは興味がある方は下記をご覧ください。
ワールドシャウラリミテッドとは
ワールドシャウラリミテッドとは、2023年シマノからリリースされたルアーロッドです。
メインとしてはキャスティングゲームですが、ボートデッキからのジギングゲームにも応用できます。
そこは既存モデルのワールドシャウラと変わりありません。
ただし、ワールドシャウラを超えるワールドシャウラと言われることからシマノ最高級のロッド素材で構築されているのは間違いありません。
既存のワールドシャウラに比べロッド全体を細くシャープにしつつも同等以上の強度、高感度に仕上げています。
半面扱いが難しく無茶な使い方をすれば穂先が折れることもありそうなので注意しましょう。
ブランクスには、スパイラルXコアとハイパワーXが採用されており、ブレは抑えられ、振り抜きやすく仕上がっています。
飛距離や精度の向上に直結しますから、ルアーロッドに求められる必要不可欠な要素を高い次元で提供できているのではないでしょうか。
ブランクスは個性的でレインボーチタンセラミックコートが施されており、どんな光の当たり方でもはっきりとレインボーに見えます。
ここは好みがわかれるところではないかと思います。
ベイトタイプには、グリップ部にシームレスファイティングシートCI4+が搭載されています。
グリップを手のひらで包み込んだとき、シート裏側に高剛性で軽いCI4+を用いていて、強度も重量も理想をキープしながら、滑らかなシェイプ=握りやすさを実現。
フロントのスライドフードがシート本体形状に沿ってオーバーラップしていくので、フードの位置に関係なくつなぎ目が発生しないのが嬉しいですね。
グリップには、最高級グレードのコルク素材が使われています。
リミテッドの為に買い付けに行った最高級のコルクなので価格が上がってしまう要因の一つですね。
カタログスペック
ラインナップは、ベイトタイプ5本・スピニングタイプ5本の合計10本となっていますが、今後順次追加番手が発表されていくと思います。
品番 | 全長(ft.) | 全長(m) | 継方式 | テーパー | 継数(本) | 仕舞寸法(cm) | 自重(g) | 先径(mm) | ルアーウェイト(g) | ジグ ウェイト(g) | 適合ラインナイロン (lb) | 適合ラインPE(号) | グリップ長(mm) | 適合Ex.バット | グリップタイプ | リールシートタイプ | カーボン含有率(%) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1652R-3 | 6’6″ | 1.98 | 並継 | R | 3 | 130 | 120 | 1.8 | 10~50 | MAX 180 | 12~25 | MAX 3 | 243 | Type B | ストレート | DOWNLOCK | 98.9 |
1702R-2 | 7’0″ | 2.13 | 並継 | R | 2 | 130 | 130 | 1.7 | 10~50 | – | 12~25 | MAX 3 | 252 | – | ストレート | DOWNLOCK | 99.2 |
1703R-2 | 7’0″ | 2.13 | 並継 | R | 2 | 130 | 137 | 1.9 | 12~60 | – | 14~30 | MAX 4 | 278 | – | ストレート | DOWNLOCK | 99.2 |
1704R-2 | 7’0″ | 2.13 | 並継 | R | 2 | 130 | 150 | 2.0 | 20~100 | – | 16~40 | MAX 5 | 278 | – | ストレート | DOWNLOCK | 99.3 |
1705R-2 | 7’0″ | 2.13 | 並継 | R | 2 | 130 | 162 | 2.3 | 30~150 | – | 20~50 | MAX 6 | 305 | – | ストレート | DOWNLOCK | 99.4 |
2701FF-3 | 7’0″ | 2.13 | 並継 | FF | 3 | 130 | 112 | 1.7 | 6~30 | MAX 80 | 5~16 | MAX 1 | 237 | Type C | ストレート | DOWNLOCK | 98.9 |
2702R-3 | 7’0″ | 2.13 | 並継 | R | 3 | 130 | 120 | 1.7 | 8~40 | MAX 120 | 6~20 | MAX 2 | 272 | Type C | ストレート | DOWNLOCK | 99.2 |
2751F-2 | 7’6″ | 2.29 | 逆並継 | F | 2 | 130 | 120 | 1.7 | 6~30 | – | 5~16 | MAX 1 | 254 | – | ストレート | DOWNLOCK | 99.5 |
2752R-2 | 7’6″ | 2.29 | 逆並継 | R | 2 | 130 | 122 | 1.7 | 8~40 | – | 6~20 | MAX 2 | 272 | – | ストレート | DOWNLOCK | 99.3 |
2753R-2 | 7’6″ | 2.29 | 並継 | R | 2 | 130 | 140 | 2.0 | 10~50 | – | 10~25 | MAX 3 | 307 | – | ストレート | DOWNLOCK | 99.2 |
2702R-3
ソルトショアメインのバーサタイルロッドという認識でいいのではないでしょうか?
特にショアメインよりオフショアメインという感じで選ぶのがおすすめです。
もちろんショアで使用することもできますが、ライトゲームには低重量が扱えてアクションを加えやすいffの2701、その他のショアではシーバスやエギング、チニング、ロックショアなど用途としては様々ありますが、7ftである必要はないと感じます。
長いロッドに比べショートロッドは扱いやすさ等そういう面では強みがあるとは思いますが、最初のロッドでこの番手を選ぶというよりかは用途が完全に決まっておりこの番手でないといけないと決めて買う方に向けたロッドに感じます。
バス釣りとしてハードルアーメインになる為、バーサタイルに使うには少し扱いにくさはあると思います。
バス釣り用で最初の一本であれば2702よりは2701ff-3のほうがいいのではないでしょうか?
オフショアであれば、12号程度メインの一つテンヤや太刀魚テンヤ、SLJ、アコラバやタイラバなど様々な用途で使用できます。
大きめの魚や引きの強い魚が掛かる場合でも、リミテッドからはエクステンションバットに対応していますのでバットを脇に挟んでしっかりグリップできるので問題なく扱えます。
もちろん上記の釣りの中にはベイトリールで行った方がよい場合もありますが、そこはバーサタイルロッドという特徴を活かして一本で色々な釣りに使えるという認識です。
2702R-3が1本あればオフショアでいろいろな用途で使用できます。
・7フィートでレギュラーテーパー
・ロッドの重さが120g
・ルアー範囲が8~40g
・ジグのマックスが120g
・ナイロンラインの範囲が6~20ポンド
・PEラインMAX2号
となっています。
私は、主に船からのテンヤ、タイラバやアコラバ用途で購入しました。
あとは、SLJの予備ロッドや急なナブラの際のキャスティングロッドとして使用することも考えています。
既存のエクステンションバットと合わせた見た目が気になる方はベイトモデルになりますが、下記記事にて紹介しています。
私の中で2702のメインシーズンは春からになりますのでリミテッドカラーのエクステンションバットが2024年に発表されるか待ってから購入を考えます。
どちらにせよエクステンションバットは購入するのでできれば2024年に出てほしいです。
注文しましたので早く届いてほしいですね。
エクステンションバットBGの使い心地
リミテッドカラーのエクステンションバットを使用してみました!
リミテッドカラーのエクステンションバットはBGの色違いになります。
厳密にいえばグリップがコルクとEVAなのでそこの部分は変わっています。
通常のエクステンションバットとBGモデルの違いと言えばリールシートが大きく大型のリール(8000番以上)も装着できる点になります。
通常とBGで30g程度重さに違いがあることやリールシートが大きく手が小さい人は持ち続けるのが大変だと思います。
私自身は見た目にこだわりたいのでそのままリミテッドカラーのBGを使用しますが、見た目にこだわりがなく大型リールを使用しないという方には通常のエクステンションバットをおすすめします。
正直一日中使うのはしんどいです。
超赤との違い
ワールドシャウラリミテッドが発売されることで、ワールドシャウラが廃番になるのではなく平行販売されます。
ワールドシャウラの上位グレードという扱いと説明すればいいのでしょうか。
今回購入した2702をカタログスペックで比較すると下記のようになります。
品番 | 全長(ft.) | 全長(m) | 継方式 | テーパー | 継数(本) | 仕舞寸法(cm) | 自重(g) | 先径(mm) | ルアーウェイト(g) | ジグ ウェイト(g) | 適合ラインナイロン (lb) | 適合ラインPE(号) | グリップ長(mm) | 適合Ex.バット | グリップタイプ | リールシートタイプ | カーボン含有率(%) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
リミテッド | 7’0″ | 2.13 | 並継 | R | 3 | 130 | 120 | 1.7 | 8~40 | MAX 120 | 6~20 | MAX 2 | 272 | Type C | ストレート | DOWNLOCK | 99.2 |
超赤2702 | 7’0″ | 2.13 | 並継 | R | 3 | 130 | 105 | 1.8 | 7~20 | MAX 120 | 8~20 | MAX 1.5 | 272 | ー | カーボン | DOWNLOCK | 99.9 |
同番手ということもあり長さなど基本的なスペックは同じになります。
軽量されているモデルもある中で2702はリミテッドになって自重が15g重くなっています。
これはカーボンからストレートにグリップを変更した関係で重量が増加したのではないでしょうか?
また、2本継ぎから3本継ぎにしたことも影響していると思います。
その二つの変化で15gしか増加していないと考えるとすごいことなのでしょうか?
ですが、2702をショアメインで使用されていた方にとっては痛い重量増加だと思います。
超赤からの変更点として2本継ぎから3本継ぎになり、エクステンションバットに対応しています。
オフショアで使いたいけどコルクグリップの劣化が気になる方などにはうれしい変更点ですね。
穂先が細くなっているということは感度や操作感が上がっていると思います。
感度がさらに高くなるとちょっとした変化にも感じやすくなるので魚を掛けやすくなります。
リミテッドのコルクに関しては最上級のコルクを使用しているとのことですが、私には触った感じの違いがほぼ感じられません。
コルク不足で生産が遅れているのであれば、初期ロット限定ということにしてもいいのでコルクを超赤と同じものにして生産効率を上げてほしいなというのが思うところです。
リール
2702に合わせるリールとしては王道はC3000番になると思います。
巻取量は用途に合わせて好みの物を選ぶといいですが、初めてのリールであればXGを購入しておけば色々なロッドに合わせて使用できるのでお勧めします。
最高級ロッドなのでできればステラ、価格的に厳しければ剛性の高めなツインパワーをおすすめします。
現状ツインパワーは2024年に新型が出ると思うので発表を待ちましょう!
ただし、価格の上昇は目に見えていますので通販サイトで3万円台で購入できる20ツインパワーも完成度は高いのでお勧めですよ。
ロッドで奮発したからリールのコストを一旦抑えたいという方は23ストラディックの評判もいいので一度購入してもいいと思います。
私は、ステラC3000XGを所持していますのでそのまま流用します。
すでにヴァンキッシュなどを所持していれば流用するのは有りですが、ロッド重量的にも軽量リールよりかは剛性の高いリールがいいと思います。
使用感
超赤に比べると若干ハリがあり確かに変化はある気がします。
反発力が高く魚がぐいぐい寄ってきます。
超赤の2702自体は所持しておらず、昔少し触らせてもらった程度なので正確な違いは分かりません。
ショアメインでこの番手を使用したいのであれば重量が軽い超赤の2702でもいいと感じました。
私のメインの用途としてオフショアでの使用は春先までお預けになると思いますが、触った感じでは私の用途ではベストマッチしそうです。
遊漁船での使用
鰆のナブラキャスティング、80g程度のジグを使用し中層に浮いている鰆狙いで使用しました。
もともとキャスティングロッドということや、7ftというショートレングスも相まって乗合の遊漁船でも不便なく取り扱うことができました。
バットパワーもしっかりあり高感度で当たりもしっかり取れるので鰆であれば不便なく使用できました。
しいて言うなら上記釣りならエクステンションバットを使用せず通常のグリップを使用した方がさらに扱いやすいと感じます。
海水が常時かかる可能性のある釣りでコルクを使用するのがちょっと怖くて私はエクステンションバットを使用し続けます。
鉛12号メインの一つテンヤで使用しました。
乗った時期がちょっと食い渋い時期で当たりが少ない感じはありましたが、底取りは問題なく取れることや当たりに気づかず餌だけ取られたということもなかったのでテンヤに最適です。
50cmupの真鯛、同サイズキジハタを釣ることができましたが主導権を渡すことなく魚の動きにもロッドが追従し海面までストレスを感じることはありませんでした。
8号メインでたまにしか重い物は落とさないのであれば2701をおすすめします。
太刀魚のサブロッドとしても持ち込みました。
別ロッドをメインで使用していため頻繁に使用することはありませんでしたが、80~100gの太刀魚ジギングでは不便を感じませんでした。
太刀魚自体小型の個体が多く大型の太刀魚が頻繁に釣れる場所ではメインで使用できるのかまだ分かりませんが、扱えないことはないだろうと感じました。
太刀魚テンヤは指定された重量がロッドスペックを超えていたため使用していません。
船用での釣りだとメタルトップのロッドが多く発売されていますが、それに負けないくらい当たりを取りやすいのではないかと感じました。
まとめ
レインボーカラーはかなりはっきりしているので好みは分かれると思います。
私は超赤のワーシャくらいのレインボーカラーがよかったですかね。
金額差を考えると超赤でもいいのではないかと思うところはありますが、所有欲等含めると買ってよかったと思います。
ただし超赤とリミテッドの変化を明確に感じ取るにはかなりの腕が必要だと思います。
現状欲しくてもすぐに買えないかと思いますので欲しい方は早めに注文しておいた方がいいと思います。