世界的にガソリン車の廃止が進んでおりPHEV、BEV車両が次々に発売されています。
電気を使用して走行するため大容量のバッテリーが搭載されていますが、バッテリーは使用と共に劣化していきますよね。
アウトランダーPHEV25年式の走行用バッテリー(13kW)を交換してもらいましたのでそのことについてお話します。
それでは興味がある方は下記をご覧ください。
PHEVとは?
PHEVとはプラグインハイブリッド電気自動車の略になります。
どういうことかと言いますと、
プラグイン=外部から電気を充電できる。
ハイブリッド=ガソリン、電気どちらのエネルギーでも走行することができる。
ということです。
電気自動車ですとBEVと省略されることが多くバッテリー電気自動車となりますね。
アウトランダーはあくまでもガソリンを使用できる電気自動車との位置づけなので基本的に走行はすべてバッテリーに充電されてた電気を使用して走行を行います。
例外的に高速走行時は電気の効率が悪くなるためエンジンによる走行を行います。
バッテリー容量保証について
アウトランダーPHEVのバッテリー容量低下による無償交換は初年度登録から8年以内(16万km以内)で70%を下回っていた場合となっています。
中古車を購入した場合でも、三菱ディーラーで1年点検と同様の点検を受けることとバッテリー容量測定を受けることで上記保証を継承することができます。
有料になりますので初回車検はディーラーに持参し車検と同時にバッテリー測定をお願いしてみるのがおすすめですよ!
最新のPHEVは初年度登録と走行距離に変更はありませんが、バッテリー容量が66%以下となっています。
購入予定の車両がどちらの区分なのか確認をしておくことをおすすめします。
交換費用はいくら?
今回は、バッテリー保証を受けて交換しました。
通常保証の場合でも費用の明細をくれるのですが、今回は貰うことができませんでした。
金額が金額の為、明細が出回ることで車両購入をやめる人が出る可能性があるからでしょうか?
ですが、担当者が見積もりを出したことがあるとのことで話を聞くことができました。
バッテリー自体の価格は100万円いなかい金額とのことで97万円程度の金額だと予想します。
(2022年10月に聞きましたので、物価上昇等で価格が変更になる可能性があります。)
そこに作業工賃が発生しますので100万円は超えます。
作業時間は3,4時間程度でしたので工賃が掛かっても100~103万円ではないでしょうか?
作業工賃を多めに見積もっても110万は超えないと思います。
かなり高額となる為、自費で交換する人は少ないと思います。
私の車両で、7年、7万キロ程度で69%でしたので普通に乗っていても交換対象となる方が多いと思いますよ。
バッテリー劣化具合については下記記事で紹介しています。
対象とならなかったとしても7年乗って70%の容量が残っていれば十分なのではないでしょうか?
最大容量が減るだけですので、ある程度劣化すれば充電はやめてガソリンで走行する方にシフトすることもできます。
外部充電が主流の方は車両の状態に合わせた使い分けをするのがいいのかな?と感じます。
10年程度乗れば乗り換える人が大半だと思いますのであまり気にする点ではないと思います。
エンジンがダメになるまで乗るタイプの方はまだPHEV車両に手を出す時期ではないですよ。
約9年乗って車検前に乗り換えるかもう少し長く乗るか検討の際に車両の売却価格を見積ってもらいましたので気になる方は下記記事をご覧ください。
注意点
今回の金額はバッテリー容量13kW、2015年式マイナーチェンジ後のアウトランダーになります。
最新のアウトランダーは20kW程度のバッテリー容量となっていますので金額が変わります。
単純計算ですが、上記13kWのバッテリーでは1kW辺り単価が7.4万円ですので20kWだと150万円程度になりますね。
もちろん部品の見直しや生産性の向上で100万円程度に収まっている可能性もありますので参考程度としてください。
納期について
早ければ1か月、2か月程度かかることもあるとの説明でしたが、1か月半ほどでバッテリーが届きました。
劣化したからすぐに交換したいとなってもすぐに手に入りませんので気長に待ちましょう。
まとめ
本当は明細を出すつもりだったのでちょっとガッカリしました。
正確な金額は不明ですが、目安の金額を紹介することができたのはよかったかな?と思います。
購入したばかりの方はあまりバッテリー容量を気にせず対象期間内に交換してもらえたらラッキーくらいで乗ったほうがいいですよ!
この記事が少しでも参考になればうれしいです。