魚釣りを始めるにあたって必ず必要な物といえばクーラーボックスです。
一言でクーラーボックスといっても大きさや性能など違いがありどれを買えばいいのかわからないですよね。
今回は、どのクーラーボックスを選べばいいのか紹介したいと思います。
- これから釣りをはじめようとしている方
- 新しいクーラーボックスを探している方
- 魚が釣れたけどクーラーボックスに入らなかった方
それでは興味がある方は下記をご覧ください。
クーラーボックスとは?
ご存じの方も多いと思いますが、クーラーボックスとは鮮度よく魚を持ち帰るための物になります。
あくまでも魚を入れるための物でありボックス内の温度を下げるためには冷却媒体(氷、保冷剤等)が必要になります。
同じ量の氷をどれだけ長時間溶かさないようにできるかで性能や値段が変わってきます。
断熱材の選び方
一般的に釣り用で使用されている保冷用の断熱材としてはスチロール、発泡ウレタン、真空パネルの3種類になります。
スチロール<発泡ウレタン<真空パネル
の順番で性能が上がりますが、重量が増え、金額も跳ね上がります。
また、真空パネルに関しては底だけの一面から全面(6面)まで複数種類があり全面となるとスチロールの3倍以上の金額となってしまうこともあります。
保冷性能として、ダイワではKEEP○○という表示で示されています。
本体容量の25%の氷を入れて40度に調整された場所に8時間放置した際にどれだけ氷が解けたのかで全部の氷が解けるまでの時間を計算しています。
なのでKEEP50の商品であれば50時間は溶けないであろうという計算になっています。
注意点としてはクーラーボックスに氷を入れてもすぐには溶け始めませんよね?
溶け始めた時間からなのであればおおむねKEEP値と同じ程度の性能になるのですが、そうではない為KEEP値よりも少なめの時間で計算するのがベストです。
といっても夏季以外の日帰り釣行であればスチロールでも十分性能を確保できています。
断熱材の選び方としては、
スチロール:夜間の釣行、あまりお金を割けない方
発泡ウレタン:日中の釣りや早朝に出発して帰宅が夜になる場合
真空パネル:夏場や遠征、1泊以上
上記ベースに不安な場合はワンランク性能を上げるようにしてください。
真空パネル1面を超えたら趣味の領域だと思っています。
魚種別クーラーボックスの選び方
魚種別といっても全魚種から紹介していくと大変なことになりますのでイカやアジ、メバル、キスなど堤防からのライトゲーム、鯛やハタ、小型の青物など30~50㎝程度までの中型魚、50~の青物や大型の鯛などの大型魚と大まかに分類してクーラーボックスを紹介したいと思います。
ライトゲーム用クーラーボックス ~30㎝
ライトゲームで必要な機能としては持ち運びのしやすさが重要だと思います。
ですので軽量、小型のクーラーボックスが主流になります。
このサイズは冷却媒体を入れるとあまりスペースがありません。
実物を確認したうえで購入することをおすすめします。
ダイワ クールライン800
- 容量:8L
- 内寸(cm):15×28×19
- 外寸(cm):23×35×25
魚以外はあまり入れない場合や1.2日で消費しきれる量を持ち帰る場合はこのクーラーボックスをおすすめします。
スチロールモデルであれば実売5000円以下と買いやすいのも特徴です。
冷却媒体を入れるとあまり魚が入れれませんので飲み物を凍らして保冷材の代わりにするなどの対策で少しでもスペースを空けれるようにしましょう。
内寸28cmありますので尺アジクラス(30cm~)が釣れない限りは十分入りますし、尺が釣れても曲げるように入れるか、頭かしっぽを落としておけばクーラーボックスに収まります。
秋イカ狙いの場合でも問題なく収まりますよ。
ダイワクールラインα3 1000は、容量としては2ℓ大きいのですが内寸26cmとなっています。
クーラーに座る予定、少しでも容量が大きいほうがいいという場合α3 1000を選びましょう。
クールラインαⅢ1500
- 容量(L):15
- 内寸(cm):17×36×23
- 外寸(cm):25×47.5×30
飲み物や食べ物を入れる場合や数釣りを狙われる場合はおすすめです。
春のキロアップのイカでも十分収めることができます。
私は2000を持っていますが、移動が地味に大変です。
中型魚用クーラーボックス ~55㎝
このクラスのクーラーボックスの場合、明確に対象魚が絞られている場合や複数クーラーボックスを所持している人が選ばれるサイズだと思います。
一言で鯛といっても30cmが釣れていたかと思えば急に80㎝クラスがかかることもあります。
鯛や青物狙いの方は釣れる魚のサイズが不規則な場合、ワンサイズ上の製品を購入したほうがいいと思います。
ダイワ ライトトランクα3200
- 容量:32L
- 内寸(cm):22×56.5×24.5
- 外寸(cm):31.5×69×34
この商品は名前にライトとついているように軽量モデルとなっています。
スチロールモデルは重量が4.6kgとクールラインαⅢ2500の4.3kgとほぼ変わらないのに7ℓも多く容量を確保できています。
天板に座ることもできるので他の性能が劣っているわけではありません。
KEEP力は多少低くなりますが、私は誤差範囲だと思います。
内寸56.5cmと十分なサイズを確保できていますので不意に大型魚が釣れたとしても頭としっぽを落とせば何とかなるのでお勧めの商品です。
大型魚用クーラーボックス ~85㎝
このクラスになると一般的には船に乗っての釣行になると思います。
青物であれば堤防から狙える可能性はありますが…。
青物や大型魚狙いであればこのクラスを購入しておくのがいいと思います。
ダイワ トランクマスターHD II 6000
- 容量:60L
- 内寸(cm):29×85×23.5
- 外寸(cm):41.5×102.5×33.5
内寸85㎝とよほどのことがない限りは魚が入らないということにはなりません。
同シリーズに48ℓサイズの物がありますが、長さが10㎝変わるくらいで他の大きさはほぼ変わらない為、急な大型魚の為にもこちらのサイズをおすすめします。
持ち運びに便利な取っ手とタイヤがついていますので移動も楽にできます。
ただしこのサイズになると自分の車に積めるかどうかも重要なポイントになってきますので注意してくださいね。
まとめ
私は、初めてのクーラーボックスとして20リットルの商品を購入しましたが、持ち運び以外は満足していました。
ただ、徒歩で長距離の移動になるとちょっと重たく感じるんですよね。
ですが、先日不意に50cm程度の真鯛が釣れたことで持ち帰れず泣く泣くリリースしたこともあり大きなサイズのクーラーボックスを購入することにしました。
といっても普段は車に積んでおいて大きな魚が釣れた時だけ使おうかなと計画しています。
トランクマスター4800と6000で悩んでいたのですが、上記で記載したように10㎝長いくらいなので基本車に入れておくのなら大きいのにしようかなと決めたところです。
皆さんにもちょうどいいサイズのクーラーボックスが見つかることを祈っています。