月下美人と言えばダイワから発売されているライトゲームロッドになります。
アジ用とメバル用に分かれて専用ロッドが発売されている時期もありましたが現在はモデルが統一されています。
といってもロッドの特徴を見ればどちらをメインターゲットにしているのかはイメージできますが笑
今回購入した76ML-Tはメバルさらに言えば尺越えのメバルをターゲットにしたロッドになります。
どのような特徴があるのか使い勝手はどうなのか紹介したいと思います。
それでは興味がある方は下記をご覧ください。
月下美人EXとは
ダイワブランドのライトゲームロッドの中で最上級モデルとなります。
ブランクには最上級のカーボン素材であるSVFコンパイルX ナノプラスを採用。
これにX45Xフルシールドによる補強を加え、軽さ・感度・捻れ剛性を極限まで高めています。
また、印籠継の部分をVジョイントαとすることで、ワンピースに近いブランクに仕上げています。
ガイドはAGS、カーボンを使用している為軽いです。
軽いだけではなく金属ガイドと違い錆びない為、初心者にありがちな釣行後の手入れ不足で気づけばガイドに青錆ができていたということが防げます。
このショートフットのAGSをカーボンクロスで固定することでガイドがブランクに与える影響を最小限に抑え、ブランク本来のポテンシャルを引き出します。
リールシートは、オリジナル設計のゼロシート コンパクトフィット。
手のひらへの馴染みを追求しており、軽い力でホールドすることで感度を高める効果があります。
スペック
品番(番手) | 全長(m) | 自重(g) | 継数(本) | 適合ルアーウェイト(g) | 適合PEライン(号) | 本体価格(円) |
510UL-S | 1.78 | 43 | 2 | 0.3-5 | 0.1-0.3 | 66,000 |
66L-S | 1.98 | 47 | 2 | 0.5-8 | 0.1-0.4 | 68,000 |
68L-T | 2.03 | 48 | 2 | 0.5-8 | 0.1-0.4 | 68,000 |
74UL-S | 2.24 | 51 | 2 | 0.3-5 | 0.1-0.3 | 69,000 |
57UL-T | 1.70 | 42 | 2 | 0.3-5 | 0.1-0.3 | 67,000 |
76ML-T | 2.29 | 82 | 2 | 1.5-10 | 0.15-0.5 | 72,000 |
76ML-Tとは
メタルジグやプラグに息吹を吹き込むアクションを実現しながら、ストラクチャーから大型メバルを瞬時に引き離す剛胆なベンドカーブを追求した最高峰ロッドになります。
ルアーアクションまでのタイムラグを極限まで減らしたハイレスポンスな使用感に加え、スレた大型メバルのショートバイトも確実にフッキングに持ち込みながら、余裕を持ったやり取りが可能です。
このロッドの特徴としては、メバルやアジのライトゲーム以外でもチヌやカマスや太刀魚、アオリイカなど様々な魚種を狙うことができます。
りんたこさんも年中使えるロッドを作ったといっているくらいです。
前作からの大きな変更点としては、
- 重量が11g増加
高弾性にすることでブランクス自体は軽く重心をグリップ側に寄せることで重量増加を感じさせないようになっています。
- 高弾性
前作より高弾性に仕上がっています。
高弾性にすると強度が落ちやすくなりますが、前作と同じくらいの強度に仕上がっているようです。
ガイド位置を変更し手前に寄せることでロッドカーブを綺麗にしクッション性を持たせることでロッド全体で負荷を受け止めれるようにしています。
- ティップ部分を太く
ティップを太くすることで強度を上げることにも繋がっているようです。
カタログスペックを見る限りでは前作に比べると重くティップも太くどこがよくなっているのかな?と疑問に思ってしまう方も多いと思うのですが、ハイエンドロッドと言えるだけありしっかり作りこまれています。
おすすめリール
私の使用しているリールとしてはイグジスト2000S-Pになります。
本当は所持しているイグジスト2500Sを合わせようとしていたのですが、エギング用として奮発した高価なラインを巻いておりそれが0.6号だったこともありスペック内の0.5号に巻き替えるのはちょっともったいないと感じ一旦2000を合わせています。
竿のスペックとしては2500、大型メバル対象として根に潜られることを考えるとハイギアもしくはエクストラハイギアがいいのかな?と思います。
イグジストでなくてもエアリティが重量も軽くハンドルベアリングのマグシールドもないので巻き自体が軽いのでぴったり合うのではないのかなと感じます。
エアリティのSF、STが気になってます。
買えるのであればイグジストのSFがいいのですがさすがに3台目のイグジストは出費がきついです笑
といっても他のEXに比べロッド重量は前作と比べても軽くしている訳でなく重心位置を変更しているようなのでリールを軽くし過ぎるのもよくないのかな?と疑問に思う部分もあります。
使用感
チューブラーロッドを好んで使用している理由としては、しっかり自分の操作で魚を掛けることができたと感じる点です。
ソリッドティップだとやっぱり竿の力を借りたと感じる部分があるんですよね。
その結果、大きそうな個体の当たりをばらしてしまったことが何度もあるのですが…。
カタログ値として1.5g~となっていますが、これ以下でも使用することはできました。
飛距離的な部分は間違いなくスペック重量より飛びませんが、ライトゲームの特徴として湾内数メートル先で対象魚が泳いでいることもありそういった点では問題なく使用できると思っています。
ティップ部分の変更については、当たりが鈍くなっている等感じることもなく特に違和感を感じる部分は有りません。
前作の76MLは使用したことがないのですが、さすがハイエンドロッドだと感じます。
ただ豆アジなど小型魚種では、食いが浅く竿がはじいてしまい私の腕では掛けるの難しかったです。
基本的に大型狙いなのでワーム等太目を使うことが多くそこも影響しているとは思いますが…。
住んでいる地域的にも良型のアジメバルを狙うのならもう少し冬に近い時期でないと出番は少ないかな?と感じました。
20cmを超えるアジであればティップがしっかり入るのとバットパワーでガンガン浮かせることができ楽しく釣りあげることができました。
アベレージ20cmを超えてからが出番が出てくるのかなと思います。
外道として40cm程度のエソが掛かったのですが、魚の泳ぎにティップが追従してくれバットパワーでしっかり浮かせることができ比較的簡単に釣りあげることができました。
釣り上げることができたと言いましたが、タモを忘れており抜きあげれそうだけど買ったばっかりで折れると怖いのであたふたしてる間にルアーとラインの結び目部分がほどけ逃げられてしましました…。
ライトゲーム用で簡単にしか結んでなかったのが失敗でした。
秋シーズンでありアオリイカも挑戦しました。
3号までならフルキャストはちょっと怖かったですが扱うことができました。
シャクリに関してはエギングロッド同様に扱うのは怖いです。
軽くしかシャクってませんがエギング同様にやるとティップ部分で折れると思います。
ですが、秋イカ自体活性が高いのでうまくアクションさせれば釣りあげることができます。
300g程度を釣ることができましたが、このサイズだとエギングロッドより楽しめます。
写真は撮り忘れてたので締めてしばらく冷やした個体を地べたに根転がせたものです笑
今年は珍しく目の前で太刀魚のボイルがあり太刀魚も釣ることができました。
あまり大きいサイズではないですが、このサイズでも十分に楽しめます。
ジグ単を使用中に食ってきたのでワームがたくさんちぎられてしましましたが…。
本命はまだまだ時期は早いですが、色々なライトよりの釣りに流用できるのでこれ一本あればその場の気分で魚種を変えることができて便利ですよ!
まとめ
私の地域だと大型のアジメバルはもう少し冬にならないと狙えないので本命狙いとしてはロッドスペックを活かすことはできませんでしたが、アオリイカやその他魚種を釣ることができ楽しむことができました。
メバル自体あまり大型を釣ったことがないのでこのロッドで尺メバル釣ってみたいですね!
ライトゲームロッドのMLスペックは品薄になりやすいので欲しいなと思ったら早めに購入しておいた方がいいと思います。