BEVやPHEVを購入される方には充電設備の設置についても検討されている方が多いと思います。
しかし、どのような業者に頼めばいいのか?や費用がいくらかかるのかって分からないでですよね?
今回は家庭用充電設備設置費用がいくらかかるのか紹介したいと思います。
- BEV・PHEV購入検討中の方
- 家庭で充電しようと考えている方
- どのように設置するのか興味がある方
それでは興味がある方は下記をご覧ください。
家庭用充電設備とは?
電気系の車両を充電する際には専用の充電設備が必要になります。
一般的には200Vの電源から充電する形になります。
100Vのコンセントからでも充電可能ですが、充電時間が大幅にかかる為現実的ではありません。
満充電までにどの程度時間がかかるのかというと、
13kW | 18kW | 20kW | |
100V | 13時間 | 27時間 | 35時間(予想) |
200V | 3時間半 | 5時間半 | 7時間半 |
RAV4が18kW、2021年アウトランダーPHEVで20kWのバッテリーが搭載されています。
13kWは旧型のアウトランダーですね。
上記図を見て分かるように最近のPHEVだと100Vの充電に1日以上かかる為、毎日通勤で使用されるような使い方だと充電が間に合いません。
また、200Vと100Vではプラグの形状が違う為、100V用充電ケーブルを購入しないといけません。
ケーブル代に5万円程度かかることから200Vの充電設備を設置することをおすすめします。
充電設備設置に何が必要?
- 電柱からの引き込み工事
- 電力量計の交換、ブレーカーの設置(200V用)
- ブレーカーからコンセント設置場所までの配線
- 200Vコンセントの設置
オール電化住宅であったり、200Vのエアコンを使用されている場合は、電柱からの引き込みが完了していますので引き込み、電力量計の交換は必要ありません。
家庭で200Vを使用していなくても分電盤までは配線がきている可能性もありますので工事不要の場合も多いです。
工事費用としては、5~10万円程度かかってしまいます。
200Vのコンセントがすでに設置されている場合でも車両近くの屋外にコンセントを設置しないといけない関係からコンセント新設工事が必要になります。
コンセント設置工事としては、1万円~となっています。
基本的には車両に付属している充電ケーブルを使用しますが、充電ケーブル付きのコンセントを設置する場合は、10万円~20万円程度かかってしまいますので見た目を気にしたい人以外はそこまでの金額は必要ありません。
すでにある200Vブレーカーから充電用コンセントに分岐する場合は1万円程度でも設置可能ですが、充電中に他の200V機器を使用できなくなります。
家庭にある100Vのコンセントでも1500W以下という制限がありますよね?
車両充電で大半を使用してしまう為、基本的に専用のブレーカーを設置します。
その為、工事費は5万円~高くても10万円程度と認識しておきましょう。
ブレーカーから設置コンセントまでの距離が遠い場合は追加の費用がかかりますよ。
ここで紹介しているのはあくまで目安ですので、詳細は工事業者さんに見積もりを取ってください。
工事業者について
基本的に、車両購入店舗に相談すれば、業者を紹介してくれます。
ですので、お世話になっている業者がない場合、そのまま依頼することをおすすめします。
少しでも安く抑えたい場合は、インターネットで調べれば業者が出てきますので複数見積もりを取って比べてみましょう。
見積もりが安くても後から追加費用を請求されたなどトラブルもありますのでしっかり確認したうえで業者を選んでください。
充電設備設置時に注意すること
設置工事も安くはありませんよね?
そうなった時に気になるのが、DIYできないのか?ということです。
ですが、家庭内であろうが家庭外であろうが、電気工事には電気工事士の資格が必要になります。
失敗した場合、家庭内だけではなく周辺一帯の停電を招く可能性や、自身の命に関わります。
100Vのコンセントって身近にありますよね?
ですが、100Vでも人は死んでしまう可能性があります。
資格を所持していない方は絶対にしないでください!
まとめ
設置工事については5万円~という認識でいると大丈夫だと思います。
電気自動車購入の場合には家庭での充電が重要になりますので、しっかり検討した上で車両の購入、充電設備の設置を検討してくださいね!