カヤックフィッシングをしている際気づけば沖に流されていた、このポイントで釣りしたいのにすぐ流されるって経験はありませんか?
市販品ってブランド物は高いし、Amazonで売ってる格安の物はすぐ壊れてしまわないのか心配になりますよね。
簡単に自作できるシーアンカー、パラシュートアンカーを紹介したいと思います。
- シーアンカーが欲しいけど、高くて悩んでいる方
- シーアンカーを自作したいけど作り方が分からない方
- シーアンカーって必要なのか分からない方
それでは興味がある方は下記をご覧ください。
シーアンカーとは?
簡単に言うと船が流れるスピードを遅くしてくれるものです。
強風の際、流されるスピードが速すぎて釣りにならなかったことってありますよね?
シーアンカーは水の抵抗を利用することで流れるスピードを遅くしてくれます。
風の影響ですぐにカヤックが風下に向かって回ってしまう場合にも流れを抑制することができます。
必要な物
- 20ℓペール缶(ポリ)
- ポリエステル金剛打ちロープ3㎜
- KPロープ3㎜
- カラビナ2個
- 各種工具
ペール缶加工
ペール缶はどこかで貰ってくるか市販でも1000円以下で買えますのでおすすめです!
ロープ取付位置作成
ロープを通せるように加工をします。
取っ手は使用しないので取り外します。
(取っ手にそのままロープを巻き付けてもいいと思いますが水面で安定しないかもしれません)
側面のロープを通す個所に穴を開けます。
バランスをとる為に均等な位置に穴あけをしてください。
私は取っ手取り付け部を再利用するため2か所に穴を開けました。
側面付近にも回収用ロープ穴を開けておきます。
水抜き穴作成
底の水抜き穴ですが、ポリ容器だとパラシュート部を開く必要がないので不要と思われる方もいますが、適度に力を逃がすことで安定感が増し、各部位の寿命も伸ばせます。
穴を開けない場合には、そのまま血抜きとしても使用できますので好みで加工してください。
穴のサイズは大きければ大きいほど流される速度が速くなりますので小さな穴で大丈夫です。
私は直径5㎝程のサイズで開けました。
ロープ取付
ポリエステル金剛打ちロープ は水に強く、乾いても硬くならない、水に沈むことからメインのロープとして選びました。
KPロープは上記+水に浮くという特性から回収用ロープとして選びました。
違う特性のロープを選ぶことで水中で絡まることを防止しています。
ロープの長さとしては船体の3倍がいいと言われているようですが、長すぎると釣り糸と絡まる可能性が高くなり回収も大変なので船体とほぼ等倍(3m)で作成しました。
まずまとめて1本で購入した場合は均等な長さになるようにカットしてください。
カットした部分はライターで炙って解けないようにしておいてください!
そして各穴に取り付け結んでください。
4本取り付ければ均等な長さに調整し、一巻きし長さがずれないようにします。
4つ編み
まず4本のロープの内右2本と左2本をクロスします。
真ん中にきた2本をクロスし1工程終了です。
これを繰り返し、ひたすらに4つ編みを繰り返します。
3行で終わっていますが一番時間がかかります!
最後まで終われば、輪っかをを作り編み込んだロープとロープの間を一本ずつ通し結びます。
適当に結んでいるのであまり気にしないでください。
これでカラビナ取り付け用の輪っかもできました。
回収ロープ取付
回収ロープの長さですが、メインのロープは船尾or船主に取り付けますが、カヤックの場合回収ロープは手元に設置しておかないと回収できません。
メインのロープ+手元までの長さで購入してください。
底付近にあけた穴に通して一結びしてください。
完成
これで完成になります。
思っていたより沈まなかったことから今後重りを取り付ける可能性はありますが、現状きちんとアンカーの効果は出ていますのでしばらくはこのまま使用します。
まとめ
工具を使用するため少し手間は増えてしまいますが、1000円足らずで作成できますし、市販の物に比べ車内等持ち運び時は中に簡単な道具を入れることができるので往復頻度が少なくできます。
興味を持った方はぜひ自作してみてくださいね!