エギングシーズンが始まるとアオリイカの味が恋しくなりますよね。
アオリイカと言えば刺身で食べるという方も多いかと思われます。
もちろん刺身で食べるのもおいしいのですが、釣ったばかりのアオリイカでしかできない簡単でおいしい沖漬けという食べ方がありますので紹介したいと思います。
- これからアオリイカ釣りに行くよって方
- 刺身もおいしいんだけどちょっと飽きてきたなって方
- 刺身以外の食べ方を探している方
それでは興味のある方は下記をご覧ください。
アオリイカの食べ方
アオリイカのおいしさといえば噛んだ時の弾力、甘みですよね。
甘み成分を構成するのはグリシン、アラニン、プロリンなどのアミノ酸です。
グリシンに関してはソデイカの100倍近くも含まれています。
この甘味に関してなのですが、釣った日よりも翌日の方が甘みが増すんですよね。
釣ったばかりの新鮮な物だと弾力を味わうことができ、一晩寝かせることで甘みの増したイカを食べることができるのです。
1つで2度おいしいとはこのことですね。
アニサキスに注意
注意していただきたいのは、アニサキスという寄生虫です。
約15ミリの白い糸状の体を持ちます。
オキアミというプランクトンを食した魚介類に寄生しており、人の体に入った場合は、軽い腹痛や時には激痛、腸閉塞に至るなどさまざまです。
全くの無症状で済むこともありますが自分は大丈夫と思わずに注意しましょう。
対策としては60℃以上で1分の過熱もしくは-20℃以下で1日以上冷凍することで死滅します。
アオリイカとしては生で食べることが多いかと思いますので後者を選ぶ方が無難です。
アオリイカは冷凍で劣化し辛いこともありますので味が落ちることもありません。
ですが、釣れたての弾力を味わいたい方もおられますよね。
その場合は目視で取り除くかイカそうめんのように細く切る。
もしくは細かく切れ込みを入れるようにしてください。
よく噛んで食べるといいよと言われますが、厚生労働省のアニサキス対策にはありません。
人間の咀嚼でアニサキスを殺すことができたという検証データはないからです。
自己責任になってしまいますので注意して食べるようにしてくださいね。
沖漬けとは?
今回紹介するおいしい食べ方というのは沖漬けになります。
沖漬けとは名前の通り沖で醤油を使い漬けたものです。
漬ける日数によっても味が変わりますので帰宅後から3日頃目安で味わってみてください。
保管は冷蔵庫がおすすめですよ。
生きているイカを絞めずに醤油を吸わせる調理方法になりますのでちょっとかわいそうになってしまいますがおいしいんです。
調理自体は簡単ですが釣ったばかりのイカでないとできないので釣り人の特権なんですよね。
堤防から釣られる方であれば春は釣れない可能性もありますので秋シーズンがおすすめです。
アオリイカの沖漬けを職場の集まりで出したときは一瞬でなくなりました。
沖漬けの作り方
醤油と記載していますが、ただの醤油ではなく調理しなければいけません。
醤油2:みりん1:日本酒:1を鍋で沸騰させアルコールを飛ばしたら冷ませて完成になります。
日本酒はもちろん料理酒で代用できますし、甘めの味が好きな方は砂糖を入れてみて下さいね。
自分で好みの味に調整できるので釣るのが楽しみになります!
私はめんつゆを0.5足しています。
作るのめんどくさいなって方は釣具屋さんで販売している所もありますよ。
チェックしてみてください。
沖漬けが売ってなかったって方はめんつゆでも代用できます。
というか醤油よりめんつゆ派の人はこっちの方が好きかもしれません。
めんつゆ漬けしたイカにショウガを付けて食べれば絶品です。
漬ける時の注意点
タッパに入れて漬ける方もおられます。
ですが、ちょっと危険なので私の漬け方を紹介します。
・ジップロックを用意しイカを入れます。
・醤油を入れる隙間を少しだけ残してチャックを締めます。
・醤油をイカが浸るくらいまで入れたらすぐにチャックを締めて完成です。
なぜタッパが危険なのかですが、イカが生きていますので液につけたら醤油を吸収します。
海水でない異物が体に入ってくるわけなので墨を吐くように吸った醤油を吐きます。
この時に蓋が閉まってないと全体に醤油をまき散らしてしまいます。
ジップロックが安くて使い勝手がいいのでおすすめですよ!
漏れが心配な方は2重に入れるなど対策をしてみてください。
まとめ
初めてイカを釣られた方にはまずは刺身のおいしさを味わってもらいたいです。
刺身以外にもおいしい食べ方があるってことを知ってもらえると嬉しいですね。
手の込んだことをしなくても準備さえしていれば作れる料理になりますのでぜひともチャレンジしてみてくださいね!
- 沖漬けは作るか買う。
- 醤油2:みりん1:日本酒1がベース
- 好みに合わせて味の調整可
- めんつゆでも代用可。