車中泊をされる方の目的としてはキャンピングカーで各地旅をされている方やキャンプをはじめてみたけどテントで止まるのはちょっと苦手…。
などなど様々な理由から車中泊を選ばれていると思います。
今回は車中泊を行う上でおすすめの家電を紹介したいと思います。
- 車中泊を検討されている方
- 車中泊に便利な物を探されている方
- 車の中で家電を使ってみたい方
それでは興味がある方は下記をご覧ください。
車内で家電を使うための条件
車中泊で家電を使用するためには条件があります。
- シガーソケット対応の家電を準備する。
- 家電使用可能なポータブルバッテリーを準備する。
- PHEVやBEV車両を準備する。
基本的には上記3種類から選ぶ必要があります。
シガーソケット対応家電
シガーソケット対応家電を選ぶのが一番初期費用を安く抑えることができます。
ですが、種類が少ないことや出力が小さく一つ一つの作業に時間がかかってしまいます。
使用時はバッテリー上がりを防ぐためにも常に車のエンジンをかけておかないといけない為、注意が必要ですよ。
騒音問題もありますので周囲への配慮を含めおすすめしません。
車積インバーターと呼ばれる機器を使用する方法もありますが、上記理由から推奨しません。
ポータブルバッテリー
一概にポータブルバッテリーといってもスマホ充電などの小出力のバッテリーから家電用のバッテリーまで色々な種類があります。
小出力のバッテリーを購入してもIHコンロなどは使用できませんので注意が必要です。
難点としては家電用になると物理的なサイズが大きくなることや金額も高く試しに買うというのは難しくなります。
ポータブルバッテリーの選び方
購入したバッテリーの最大出力に合わせた家電選びが必要になります。
最大出力1000Wのバッテリーであればそれ以下の出力の家電を購入する必要があります。
また、同時に複数の家電を使用する場合は合計した出力で計算しないといけません。
最大出力が高くなればなるだけ金額も高くなりますが、安いものだと出力が200Wや500Wとなってしまいます。
家電使用目的であれば最低でも1000W以上の物を購入しましょう。
また、長期間車中泊をされるのであればシガーソケットから充電可能なポータブルバッテリーを選びましょう。
PHEV・BEV
PHEV・BEVとは簡単に説明すると電気自動車のことで走行用の大容量バッテリーが搭載されています。
それをコンセントを経由して家電に使用することができます。
注意点としては、最近の車両だとコンセント標準装備となっている車両も多いのですが、少し古い車両になるとオプション装備の為、コンセントがついているか確認して購入する必要があります。
コンセントはメーカーオプションなので後付けは基本的に行ってくれません。
車両のコンセントは一般家庭と同じ1500Wまで使用できます。
100Vであればほぼすべての家電を使用することができます。
ハイブリッドカーでもコンセントをオプションで付けることはできますが、搭載バッテリーが少ないことからエンジンがかかることが多くなります。
騒音問題がありますのでお勧めしません。
PHEV用家電選びの注意点
コンセント使用の際に注意しないといけないことは、同時に使用できる家電の量は最大1500Wまでということです。
スマホの充電などであれば気にしなくてもいい点ですが家電となると注意が必要です。
コンセントには安全に流せる電流が決まっています。
それを超えてしまうとブレーカーが落ちてしまうんですが、車両の場合ブレーカーはついていません。
代わりにヒューズが切れることにより過電流が流れるのを防止しています。
このヒューズというのがやっかいでブレーカーであれば再度入れなおすことで電気を使用することができるのですが、ヒューズは新しいものに交換しないと再度コンセントを使用することができません。
予備を持たれている人は少ないですので注意が必要です。
多用される方はヒューズの位置や予備のヒューズを用意しておきましょう。
おすすめ家電7選
家電の選び方としては上記で記載した内容に注意をしながら選びましょう。
同時に使用する可能性のある家電の合計出力が使用する物の最大出力を超えないようにしましょうね。
それでは、車中泊に便利な家電を紹介していきます。
Jackery ポータブルバッテリー
ほとんどの車両で必要になるポータブルバッテリーから紹介します。
こちらのメーカーさんはよく広告が流れてくることから目にしたことがある方も多いのではないでしょうか?
充電方法としては、コンセントからの充電やソーラー充電、シガーソケットからの充電など多岐にわたります。
最大出力1000W以上の商品を選べば、一般的な家電なら問題なく使用することができます。
一晩だけで使用家電も少ない場合はポータブル電源 1000(1000W)
複数日数+使用家電が多い場合はポータブル電源 1500(1800W)をおすすめします。
注意点としては、IHコンロは最大出力1400Wの物が多いです。
ポータブル電源 1500の物を選ぶか、IHコンロの出力が900Wなど少ないものを選びましょう。
ポータブル電源 1000で1000Wの家電が約48分、ポータブル電源 1500で1500Wの家電が49分使用できます。(あくまで参考値なので前後します。)
よくセールを行っていますので購入時はセールを利用しましょう!
アイリスオーヤマ IHK-T38-B IHクッキングヒーター
車中泊の家電として検討される方も多いのではないでしょうか?
一般的には出力が高ければ高いほど強い熱量を発生させることができますが、他の家電が同時に使用できなくなります。
このヒーターは1000Wとなっており操作もシンプルですのでお勧めです。
有名メーカーだと1万円前後の商品も多いですよね.
こちらの商品は5000円前後で購入できますのでおすすめです。
1400Wの商品も多いですので他の物を選ぶ場合は注意しましょうね!
最大1000Wの電源で1400Wのクッキングヒーターを使用する方法もあります。
最大火力時で最大出力となりますので火力を下げて運用することで出力を下げることはできますが、自己責任となります。
バッテリー、車両、機器が破損する場合がありますので自己責任で使用をお願いします。
タイガー魔法瓶 電気ケトル わく子 0.8L PCF-G080-W
お湯だけあればカップ麺泊ができます。
カップ麺泊は用意するものが少なく手軽なので始めやすいのがメリットです。
ストックしやすく手間もかからないですよね。
買いやすい価格帯からちょっとした贅沢価格のカップ麺まで種類も豊富で飽きが来ないです。
といっても気に入ったやつをついつい買ってしまうんですけどね。
こちらの商品は転倒お湯漏れ防止機能とカラ炊き防止機能がついています。
車内は不安定な場所も多い為、転倒時にお湯漏れしにくいものを選びましょう。
掃除も大変ですし、火傷の危険もありますので最優先の機能になります。
1300Wとなっているため他の家電と同時使用は難しくなりますので注意が必要です。
有名メーカーの湯漏れ防止電気ケトルは1000Wを超える商品が多く湯漏れ防止+1000W以下となるとケトルではなく電気ポットになってしまいます。
注意しましょうね。
THANKO 炊飯器 おひとりさま用超高速弁当箱炊飯器
名前の通り一人分のご飯が炊ける商品になります。
こちらの商品は0.5合が約14分、1合19分で炊けるところがメリットなんですよね。
おひとりさまと言いつつ1合あれば一般的な人で2人分準備できるのでお得ですよ。
消費電力は185Wと少なめですので1000WのIHヒーターとの組み合わせれば、おかずとごはん両方を同時に調理できます。
無理やり上蓋のロックをしようとすると破損しやすいようなので注意してください。
私は今までそのような経験がないので問題ないと思いますが…。
同メーカーの商品でレトルトの温め、蒸し料理が炊飯と同時にできるタイプもありますのでスタイルに合わせて好きなほうを選んでください。
注意点としてはご飯を炊く際の水蒸気を利用していますのでご飯と同時に出ないと使用できません。
APIX Retort Warmer ARM-110 レトルト調理器 レトルト亭
こちらの商品はレトルト食品の温めができるものになります。
一般的にレトルトカレーが想像できますが、それ以外にもレトルトパックに入っているおかずも使用することができます。
あまり厚みのある物であれば使用できませんのでそこは注意が必要です。
この商品の優れている点はお湯を使わなくていいというところです。
一般的にレトルト商品を温める場合、中身をお皿に出してレンジで温めるかお湯を使って湯煎するかのどちらかになると思います。
車中泊においてお湯を使うのはリスクもあり手間ですよね。
同商品であれば安全にご飯の準備をすることができます。
注意点として食材を入れる部分は高温になりますので注意してください。
消費電力は200Wと上記で紹介した炊飯と併用しても400Wで済みます。
ワンランク下のポータブルバッテリーを選んでも十分調理が可能なのがメリットです。
エレコム USB扇風機 FAN-U177BK
夏場の車中泊では暑さ対策が必須ですよね。
窓を開けたいけど虫が気になるなんて人も多いと思います。
USB接続であればモバイルバッテリーなどからも給電できますので設置場所に幅が広がります。
縦or横設置が可能であり、形状も隅に置きやすいので省スペースを有効に使うことができます。
また、吸気後方に保冷剤を設置しておけば簡単な冷風扇代わりにすることもできます。
直接本体の上に置くなど水滴がかかる可能性のある置き方は機器の破損につながりますので注してください。自己責任で使用してくださいね。
アダプタの接続位置が本体後方になるため壁にピッタリくっつけることができません。
壁際に設置したい方は注意してくださいね。
サイズは、6.5 x 6.7 x 29.6 cmになります。
山善 電気ひざ掛け 電気毛布 YHK-HR40F
冬場となると寒さ対策が必須ですよね。
電気毛布があるだけで快適に冬の車中泊を過ごすことができます。
丸洗い可能でダニ退治機能がついている物を選ぶのがおすすめですよ。
この商品は、上記機能に温度調整も無段階で行えますので便利です。
寒さ対策を電気毛布に頼ってしまうと故障した際やバッテリーがなくなった場合に凍えてしまいます。
睡眠時等の寒さ対策は寝袋や布団で温度調整できるようにしておきましょう。
まとめ
気になる商品はありましたでしょうか?
慣れると非日常を気楽に味わえるのでおすすめですよ。
興味を持てばぜひ車中泊にチャレンジしてみてください。